Introduction
セレックシステムとは
セレックシステムは歯の被せものや詰め物を1日で作り出す歯科治療の一つの方法です。
3Dでのコンピュータ制御が可能なCAD/CAMシステムを利用しています。
1日で被せものなどの加工物を製作できるので、ワンデイトリートメントとも呼ばれています。
1日で製作するということで、強度などが気になりますが、素材もセラミックということで強度も十分で、かつ自歯と変わらない審美性を発揮してくれます。
そのため「セレックシステムなら最短1日で白くて丈夫な歯に」というキャッチフレーズなども見かけるようになりました。
製作までの流れは以下の通りです。
・セレックシステムの概要は、口元をスキャンし歯型を取ります。
・CAD/CAMシステムの機械に設置した、大元の素材であるセラミックブロックを削り出します。
従来のセラミック治療では、セラミックの被せものや詰め物を作るまでに、少なくとも2回から3回程度の来院が必要でした。
忙しい現代人には通院の時間を確保するのも大変です。セレックシステムはそういったセラミック治療の時間的なデメリットを1日で治療が終えるということで克服しました。
セレックシステムは
このような方におすすめです
- 治療や通院に割く時間がない方
- 自歯と同じ自然な白さを希望される方
- 銀歯を白い歯に替えたい方
- 金属アレルギーのある方
Feature
セレックシステムの特徴
通院や治療に割く時間を短縮したい
セレックシステムの一番の特徴は1日(1度)の通院で被せる(詰める)ところまでセットでできるところです。通院の手間が一度で済むので忙しい現代人に最適な治療方法と言えます。イベントや旅行などの前に歯を綺麗にしたいという人にもお勧めです。
1日で終わるので「やっつけ仕事」というわけではなく、精度の高い安心できる治療システムです。
素材は安心・高品質・高耐久の
セラミックブロックを仕様
素材は従来のセラミック治療と同じ素材を使っています。高品質に管理されているため、従来通りのセラミック素材と強度は変わらず、プラスチック素材による修復治療と比べて、変色や摩耗といった劣化の心配もありません。セレックで使用するセラミックブロックは、工場で企画生産されています。徹底した安全・衛生管理が行き届いているので、気泡や異物の混入の心配もなく、品質がハイレベルで安定しているのも強みです。
金属アレルギーの人にも安心、
審美性に優れた美しい見た目
セレックシステムでは、高品質なセラミックを使用しています。そのため、自然な見た目にも定評があり、美しい見た目が持続します。また、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。
天然歯と変わらない噛み心地
セレックシステムで使用するセラミック素材は天然歯にもっとも近い素材として定評があります。噛み心地も自歯と変わりなく、審美性といった美しさについても世界中の歯科医から高評価を受けています。
院内製作のため余計なマージンをカット
被せものや詰め物については技工所などで製作するのが一般的でした。一方でセレックシステムは歯科医院内製作のワンストップです。そのため、技工所を経由するマージンの発生がなく、比較的リーズナブルに提供ができます。また、精密性が必要な修復においても治療のやり直し(二次カリエス)が起こりにくいのもメリットです。
Flow
治療の流れ
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STEP1.
歯の設計
カウンセリングを経て、治療部分の確認し型取りスキャンを行います。スキャン情報を基にCAD/CAMシステムにて被せもの・詰め物の設計を行います。
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STEP2.
削り出し
設計終了後、セラミックブロックをミリングマシーンで削り出します。
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STEP3.
焼成
削り出し後、歯に装着し仕上がり具合を確認。微調整を繰り返し、しっくり来たところで焼いていきます。
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STEP4.
歯に装着
仕上がりを確認後、歯に装着します。噛み合わせの調整を行い、問題がなければ完成です。
Compare
セレックシステムと一般的な治療の比較
所要時間
■一般的な治療
歯型をとり、技巧所へ作成を依頼。折り返し届いたものを歯にセットする流れです。一度技工所を経由するため、患者様は最低でも2回の通院が必要です。